「労働やまがた2月号」今月のひと

株式会社プレステージ・インターナショナル山形BPOガーデン
有賀 美奈子さん

 酒田市にある山形BPOガーデンでは2014年度グッドデザイン賞と、第27回日経ニューオフィス賞において「ニューオフィス推進賞」と「東北経済産業局長賞」を受賞しました。女性が快適に働ける点が受賞のポイントとなったように、事業所には託児所やカフェテリアが併設してあり、また管理職として働く女性も多くいます。この度は、管理職であるマネージャーとして仕事と家庭を両立しご活躍されている有賀美奈子さんにお話を伺いました。

お仕事内容について教えてください。

  私が所属しているチームでは、賃貸マンションにお住いのお客さまから水漏れや窓ガラスの破損などのトラブルを受け付け、スタッフを手配する仕事をしています。
 マネージャーはチームの人員や収益の管理をしています。

マネージャーとしてどのようなことを心掛けていますか。

   業務が始まると自分中心になってしまいがちですが、チーム全体を見てオペレーターのみんなが業務に専念しやすいような環境を作れるように心掛けています。電話を受ける業務は、お客さまからの連絡が集中し、案件が立て込む時がありますので、部下のメンタル部分のケアが必要な場合もあります。その時は声をかけたりして、業務を行いやすい環境作りが大切だと思っています。

業務を行いやすい環境づくりとしてどのようなことをしていますか。

  チーム内の役職としましては、まずオペレーターがおり、その上にリーダー、スーパーバイザー、マネージャーとおります。オペレーターは話しかける相手の役職が上がってにいくにつれ、話しかけにくいという事があるようなので、だったらマネージャーの立場の私からどんどん話かけて、そういったものを崩していきたいと思い、毎日、全員に一言必ず話かけるようにしています。チームに和をつくり連携を上手く繋いで行くため動けるのであれば、どんどん動いて話しかけ、困っていることがあれば直ぐに相談にのるようにしています。

【オペレーションルーム】
マネージャーのような管理職になることを断る方もいると思いますが、マネージャーになることに迷いはありませんでしたか。

  確かに管理職という大変な役職を自分が引き受けてよいのかという思いが正直ありました。しかし、私が所属しているチームは、2013年12月に立ち上げたチームで、立ち上げ当初から所属していましたので、「いずれ上に立つ立場になるのかな」と自分でも考えていました。また、「そうなりたいな」という気持ちもありました。せっかくチャンスをもらえたので、大変な事の方が多いのかもしれませんが、「挑戦してみたい」と思い、引き受けました。

自分からマネージャーになりたいという意思表示はしましたか。

  積極的には言えなかったのですが、そのような話があれば耳を傾けながら、情報を少しずつ集めていました。今後のことについての上司と面談の際に、少しずつ伝えてはいました。

他の部署との連携はどうしていますか。

  私も管理職になるのは初めてのことでしたので、チームをどう作りあげて良いかわからない部分も多くあります。山形BPOガーデンは他のチームとのつながりも大切にしていますので、他のチームのマネージャー、スーパーバイザーにも色々な話しを聞きながら、参考に出来ることは取り入れるようにしています。

働く場所としてなぜ山形BPOガーデンを選ばれたのですか。

  転職も少し頭にあった中で、求人広告で酒田にコンタクトセンターが出来るということを知りました。ただ、私の中のコンタクトセンターのイメージはどうしても、クレームを受けるというマイナスのイメージがあったので悩みましたが、知人が働いており、その人から環境が良いという話も聞いていました。また、会社説明会にも参加し実際に社内の様子や仕事の内容を聞いたところ、自分が持っているイメージと違うと思いました。 前職でも色々な経験をさせていただきましたが、今後、自分を高める、スキルアップするのであれば、違った環境でチャレンジするというのもいいのかなと思い選びました。

従業員の8割を女性が占める「山形BPOガーデン」は、「女性らしさ」と「次世代へのアピールできる魅せるオフィス」をキーワードに、∞(無限大)を模した“RIBBON”(リボン)がコンセプト。“RIBBON”(リボン)には人と人、人と社会の結び目となり、女性に「自分らしく活き活きと働いてほしい」という想いが込められています。また、子育てと仕事が両立できる職場づくりは企業の社会的責任であるという認識から、女性の従業員が結婚・出産を経ても、長期にわたって安心して働くことのできる託児所を設けており、他にもカフェテリア、光と緑、水のせせらぎを感じられる開放的なコミュニケーションスペース「The Garden」が備えられています。
 (c)沖 裕之(Blue Hours)
【∞(無限大)を模した「RIBBON」をコンセプトに設計された社屋】
【リボンギャラリー】
【The Garden】
【カフェテリア】
【ラウンジ】
新しいことへのチャレンジやスキルアップを考えたきっかけは何でしょうか。

  以前はただ働いているだけ、働いてお給料をもらったという意識しかありませんでした。ただ、年齢や今までの経験を考えると、もう少し色々頑張れるんじゃないかなと考えていました。転職して頑張っている友人の姿や、弊社のホームページにも従業員の声が載っているのを見て、「みんなもこんなに頑張っているんだ、自分負けていられないな。」とちょっと燃えました。
入社後は、正社員試験にチャレンジし、正社員として登用していただきました。

ニューオフィス推進賞と東北経済産業局長賞、2014年度グッドデザイン賞を受賞されたオフィスですが、働く環境はいかがでしょうか。

  新しい建物で働くのは初めてでしたので嬉しいですね。綺麗な建物ですし、女性のことを一番に考えている会社というのが建物に表れていると思います。ここに来たことのない人たちにも是非来て欲しいと思えるような会社です。
 オープンな感じで組織の縦のつながりだけではなく横のつながりもありますので、何かあれば総務、人事、管理部門の方にも頼ることができ、とても働きやすい会社だと思います。困ったら誰かに何かを相談すれば必ず解決する糸口が見つかりますので。

※日経ニューオフィス賞…経済産業省、日本商工会議所後援で、一般社団法人ニューオフィス推進協会と日本経済新聞社が共催し、ニューオフィスづくりの普及・促進を図ることを目的に、創意と工夫を凝らしたオフィスを表彰。
※ニューオフィス推進賞…全国から毎年13程度のオフィスが選ばれる。
※東北経済産業局長賞…東北ニューオフィス推進賞の中から、1件が東北経済産業局長賞を受賞。
24時間交替勤務の中、家庭との両立はどのようにしていますか。

  24時間の会社で働くというのは家族の理解が必要となりますので、どれだけ自分がこの会社で働きたいのかという思いを家族に話し、そこまで言うのであればやってみたらいいんじゃないか、と家族の了承を得ました。母などにも負担をかけていると思いますが、家族の協力の上働くことが出来ています。

家族を招待してのイベントもあると伺いましたが、どんなイベントがありますか。

  山形BPOガーデンはとても開放的でオープンですね。家族や友人を招待し、夏は夏祭り、冬はクリスマスパーティーを開催しています。家族が働いている会社を見る機会はなかなか無いことだと思いますので、イベントには積極的に参加して、家族を招いて自分の会社を見てもらいたいと思います。

山形BPOガーデンはこれから働きたい女性の方にもお勧めですか。

 はい。女性の多い会社ですが、相談したい時は相談出来る環境もありますし、困った時に誰かに相談すれば必ず助けてくれます。コンタクトセンターの業務についてご存じない方が多いと思いますので、是非一度、会社見学会に来ていただきたいです。

女性が多いとのことですが男性の方のフォローも意識していますか。

 私の所属しているチームは男性と女性半々で男性同士でも女性同士でも仲が良いです。性別問わず常に目は配っています。会社全体としては数少ない男性ですので、長く働いてほしいという思いもあります。

有賀さんがお仕事をしていてやりがいを感じるのはどんな時ですか。

  トラブルに遭い困っているお客様からの連絡の窓口になっておりますので、トラブルが解決出来た時に「ありがとう」という言葉を頂ける時があります。その時はこの仕事をしていてよかったと思います。感謝の言葉を頂けるととても嬉しく感じますね。

会社の中では仕事に対するモチベーションの高さや考えが違うさまざまな方がいると思いますが、マネージャーとしてはどう考えていますか。

  私は「頑張りたい」と燃えているところですが、お子さんの年齢や家庭の環境で、働き方やモチベーションが個々で違うと思います。ただ、私の周りを見ている限りではそれでも仕事をしたいという方がほとんどですので、家庭もあるけど仕事もここで頑張りたいと思ってもらえるような環境を作りたいと思っています。悩んでいることがあれば相談にのり、何をどう改善して行けば良いのか確認し、チームのみんなのモチベーションを下げないような環境作りをしています。
 また、モチベーションが高い方は正社員になりたい、リーダー、スーパーバイザーになりたいという意識があります。電話応対だけがこの会社の仕事ではありませんので、チーム全体を管理したりと色々な事を経験してもらい、チャンスがあればどんどんチャレンジしてほしいということは話しています。

【インタビュー中の有賀さん】
有賀さんは休日どのように過ごしていらっしゃいますか。

  休みの日は家の事で終わってしまうことも多いのですが、同じ山形県内でも色々と季節によって観光施設がありますよね。ショッピングも好きですが、癒されに遠出をしてドライブでリフレッシュしています。例えばバラ園など。他には友達と飲みに行きます。

有賀さんの今後の目標をお聞かせください。

  まだ勉強中のところが多くありますので、まずは自分の業務を覚えることです。他チームと横のつながりを大切にしながら全員一丸となって頑張って行きたいと考えています。それにはまず、モチベーションアップ、スキルアップをして、良いオペレーションが出来るようなチーム作りを目指しています。 マネージャーとして成長しながら、この会社を大切にして働いていきたいと思います。

 
2015年2月1日